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    - 2021.12.16 up
  • オモリグロッドに必要な曲がり

    オモリグロッド ST-metalシリーズから3年以上が経ち、毎シーズンの実釣の中で、オモリグロッドに必要な事がどんどん見えてきました。   始まりは、鳥取の海佐知丸さんに監修して頂いた『ST-metal SP700』『ST-metal SP705』でした。   海佐知丸さんの船長は、オモリグの先駆者で有り、その経験と知識に基づき監修して頂き作成したオモリグロッドなので、専用ロッドとしての必要な機能を十分に兼ね備えており、そのようなロッドの開発を、させて頂いた事に非常に感謝しています。   そのST-metal SPシリーズを使い込めば、使い込む程に『オモリグ』と言う釣法に向いている事を実感できました。 30号(100g超え)のシンカーをキャストするパワーと微妙な重量変化を捉える繊細なティップの融合は、必要な性能としてある程度理解が出来るかと思います。   そして更に必要だと感じている事は ◆掛けたイカの身切れを防ぐ(ばれ難い) ◆実釣中の体(手首や腕)への負担軽減   細かく言うと他にも有るのですが、大きく言うと上記の2点に集約していると考えています。   では、掛けたイカの身切れを防ぐ為に必要な事とは・・ 単刀直入に言うと『大きく全体に曲がるスローテーパー』で有る事です。 微細なアタリを取る為のソフトティップは、掛けたイカを巻き上げて来る際の『オモリ』『イカ』に加え潮流の負荷が掛かるので、ティップは完全に曲がり切ってしまいます。 クッション性能が損なわれた状態で巻き上げ続けると、イカの身が切れてばれるケースが増えてしまいます。 その為、ロッド全体が曲がる・・・負荷を掛ければ徐々に曲がって行くベンドカーブにする事で、身が切れる確率を大きく軽減できると言う事です。   又、この全体に曲がるカーブにする事は、実釣時の身体への負担も軽減してくれます。 極端なファーストテーパーなロッドにしてしまうと、アタリは取りやすいですが、ロッドのカーブ頂点の1点でシャクリ時の負荷を受けてしまう為に、身体への負荷が大きくなってしまい、シャクリ時に『ガツン! 』と来る感覚になってしまいます。 しかし全体に曲がるロッドの場合は、シャクリ時の負荷をロッド全体で受ける為に、その負荷を全体に逃す事でその『ガツン!』が無くなり、手首や腕への負担を軽減に役立っています。 過去に開発に携わったエギングロッドの名竿『サムライブレード』で、その全体に曲がる事の重要性を感じていましたが、既に販売中の『ST-metal SPシリーズ』には、その性能が兼ね備わっていました。 30号(105g)をアンダーハンドでキャストすると言葉にすると、非常に硬いロッドをイメージするかと思いますが、ST-metalシリーズのオモリグロッドは “全体で曲がる” 事で、その機能を果たしていると共に、バラシ軽減と身体への負担軽減につながっています。 今期、初めてオモリグロッドを手にされる方も有るかと思いますので、参考にして頂ければと思います。
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    - 2021.12.16 up
  • オモリグでのシェイクの意味

    シンカーにアタリが有った時の対処法 同船者から時折聞かれるのが『シェイクの意味』です。 ベイトタックルでのシェイクは、ポピュラーなテクニックですが、スピニングタックルでの『シェイク』は、一般的に知られていません。 鉛スッテは、元々鉛にも抱いてくるイカを釣る為にオモリに布を巻いて針を付けた物・・と解釈しています。 オモリグでもシンカーに抱いてくる事は多々ありますが、オモリに針がついていない為にフッキングしません。 オモリにフックを付ければ良いのでは?と思いテストしましたが、トラブル等で良好な結果は、生まれませんでした。   オモリグと言う釣法において、イカがオモリへ接触して来る事は避けられませんが、このイカがオモリに意識が行っている時に『シェイク』する事でオモリが動き抱きにくくさせる目的が有ります。 そうする事でエギに意識を変えさせる為のテクニックとしてシェイクしています。 又、イカの気配が有るがあたらない・・時にも、寄せたりスイッチを入れるアピールとして『シェイク』する事もあります。 シンカーのみブラブラ動いてエギは、ノーアクション・・・ のイメージです。 シンカーへアタリが有った際にシェイクを行い、そのシェイク中にエギに乗っていた事も何度も経験しています。 皆様もお試し下さい。