カーボンテーパーグリップを搭載した新しい「月弓」
カーボンテーパーグリップ搭載によるエンド部の重量の増加を利用し、ロッドのバランスをさらに追求しました。
バランスから得られる「操作感」「感度」の向上。
新しい月弓では、さらなる軽快な使用感を極限まで表現しました。
Model | Length | Weight | PE | 価格(税込) |
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月弓 610 | 6feet 10inch | 15号〜30号 | 0.4〜0.6号 | ¥57,200 |
月弓 610H | 6feet 10inch | 25〜40号 | 0.4〜0.6号 | ¥57,200 |
発祥地と言われる「鳥取エリア」のみならず、現在では様々なエリアでオモリグを実践する方も増え、トータルバランスを考慮しつつ、取り回しの良いレングスを追求する必要が有り、610と言う長さに至りました。
使用できる推奨重量は15号〜30号と、汎用性が有り最初の1本にも相当するモデルです。
元来ブレの少ないブランク構造である月弓シリーズですが、7.5ftを6ft10inchに仕上げた事で更にシャープに仕上がっており、操作性がアップ。
キャスト面においても、シチュエーションを選ばない、幅広く使用出来るとなっており、小型船舶や胴の間でのキャストも、軽快に扱えるモデルとなっています。
使用出来る推奨重量は25号〜40号と、706Hのキャパシティを概ね兼ね備えつつ、取り回しとキャスト性能を保持し、バランスを整えたショートレングスモデルです。
激流と化したシチュエーションでは、35号〜40号が必要となりますが、オモリグ釣法ではある程度のキャスト性能も必要です。
硬すぎては、キャストが可能でもティップでのアタリが出難かったり、手首への負担も大きくなります。
又、巻上時の身切れから来るバラシも多発しますので、硬すぎず柔らかすぎずのバランス調整を行い仕上げました。
加えて、強めのアピールが必要なシチュエーションでも、月弓610Hであれば強めでシャープなシャクリが可能です。
特にディープエリアでの強アピールが必要なパターン下においては、その威力を存分に発揮出来るでしょう。
十数年以上前から、鳥取ではスタンダードな釣法であったオモリグ。
わずか10年弱前までは、専用ロッド等無く、他魚種のロッドを改良しつつ楽しまれていたローカル釣法でした。
当時は、潮流の早いエリアでの釣りと言う事も有り、100g前後のシンカーをキャストするオモリグは、7.5ft〜8ftが主流とされていました。
そんな中、初のオモリグ専用モデルとして発売された「ST-metal」2機種は、7.5ftを主軸としてオモリグ愛好家に好まれ、幅広い支持を得ました。
100g前後のシンカーのキャスト性能、早い潮流の中からイカを巻き上げてくる際の、手首への負荷を軽減する為の長さとパワーが必要とされており、鳥取で長きに渡りオモリグを先導してきた「海佐知丸 松田船長」の経験を形にしたロッドこそが「ST-metal 705」でした。
元々ローカルだったオモリグも現在では、幅広いエリアでユーザーも増えた事から、各々の海域や状況別での対応モデルが必要となってきています。
ST-metal発売当初は、疲れにくいトータルの使用感を重視したモデルとして普及していきましたが年々オモリグユーザーが増える中で、より1パイを多く釣りたい!という思いで、現在では掛けるまでを重視したコンセプトへと進化しようとしています。
今回リリースする月弓「610」2機種は、短い事での取り回し感の向上、キャスト時の振り抜き易さ、目感度の向上を考慮し、主軸である705(7.5ft)のバランスを保持しながら6ft10inchにて作成し、パワー、バランスを入念に調整し仕上げたモデルです。
更に手元グリップの反響感度を上げるべく、リアグリップを一体成型のカーボンテーパーグリップへと変更。
様々なシチュエーションに幅広く対応でき、高次元で仕上げたショートのオモリグロッドが「月弓610」「月弓610H」です。
ただし7.5ftと比較し、短くなった事で手首への負担は、やや上がっており「610」1本で全てをこなせると言う訳ではありませんし、キャスト性能も、同パワーで振りぬいた場合は、若干ではありますが705に歩が有ります。
両方を使いこなす事で、さらなる釣果に辿り着く事が可能です。
是非とも705や706Hと併用し、ご使用下さい。